国内販売の増加速度が外国向けを超える

国家統計局がこのほど発表したデータによると、今年1～3月の中国の社会消費財小売総額は25555.2億元で、前年同期比20.6%増加した。そのうち、衣料品の靴帽子や裁縫類は28.59%増加し、アパレルの外商の増加を超えている。

業界関係者によると、輸出と投資の両方が大幅に反落した場合、国内販売は依然として比較的高い成長速度を維持でき、紡績経済の「ハードランディング」エネルギーの放出を大幅に遅らせ、内需の旺盛はすでに国内紡績業界の持続可能な発展の主要な支えとなっている。

第一紡績網が昨日発表した「2008年第一四半期の国内紡績端末消費市場報告」によると、2008年第一四半期の中国都市農村住民の服装需要は全部で1583.83億元で、前年同期比29.36%の伸びとなり、ここ数年の高値となり、2006年以来の伸び幅を拡大している。

従来の中国紡織服装業の外販依存度は40%以上に達していますが、2008年に入ってから、原材料価格の上昇、輸出還付の引き下げ、労働力のコストの増加などの不利な要素に悩まされてきました。

価格交渉能力が5%を超えない国内の紡績企業にとって、直面する生存圧力は言うまでもない。

第一紡績網の副編集長の馬新征氏は、今後5～10年、内需の紡織服装産業への貢献率は80%前後に達すると考えています。

国内販売市場の上昇空間は巨大です。

輸出リスクの悪化と利益の空間の低下により、ますます多くの輸出型企業が国内販売に転じるようになりました。

業界関係者は、我が国の1人当たりの繊維の消耗量は2000年の8.3キログラムから2007年の15キログラムまで増加して、先進国は北米を例にして、その1人当たりの繊維の消費量は38キログラムに達して、そのため先進国と比べて中国は依然としてとても大きい増加の空間がありますと指摘しています。

広東シルク紡織有限公司の王勇力副総経理は、この二年間会社は国内販売市場をますます重視しているが、国内販売の伸びは輸出の減速、業界の景気拡大を防ぐことができますか？

馬新征も提案しています。政府は内需を奨励し、貯蓄を減らす措置をもっと打ち出して、中国の工場に国内市場でもっと多くの製品を売らせるべきです。

その中で、消費を奨励する実質的な取り組みを更に打ち出して、紡績業界の苦境を解決する重要な問題の一つになります。